カテナチオ(読み)かてなちお(その他表記)Catenaccio

知恵蔵mini 「カテナチオ」の解説

カテナチオ

強固な守備を特徴とするサッカー戦略、また同戦略を得意としたイタリアチームのサッカースタイル。「Catenaccio」はイタリア語で「閂(かんぬき)、南京錠」のこと。1940年頃から守備に重きを置いたプレーがイタリアで行われるようになり、60年代になってインテルナツィオナーレ・ミラノのエレニオ・エレナ監督が超守備的な戦略を構築し成功を収めて、カテナチオと呼ばれるようになったとされる。失点最小限に食い止めることで勝利するこのスタイルは、後に他国にも広まっている。60年代以降、イタリアのサッカーにおいてカテナチオという言葉が用いられることは少なくなったが、2016年時点でもイタリア・サッカーの代名詞的に称されることがある。

(2016-6-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む