カテナチオ(読み)かてなちお(その他表記)Catenaccio

知恵蔵mini 「カテナチオ」の解説

カテナチオ

強固な守備を特徴とするサッカー戦略、また同戦略を得意としたイタリアチームのサッカースタイル。「Catenaccio」はイタリア語で「閂(かんぬき)、南京錠」のこと。1940年頃から守備に重きを置いたプレーがイタリアで行われるようになり、60年代になってインテルナツィオナーレ・ミラノのエレニオ・エレナ監督が超守備的な戦略を構築し成功を収めて、カテナチオと呼ばれるようになったとされる。失点最小限に食い止めることで勝利するこのスタイルは、後に他国にも広まっている。60年代以降、イタリアのサッカーにおいてカテナチオという言葉が用いられることは少なくなったが、2016年時点でもイタリア・サッカーの代名詞的に称されることがある。

(2016-6-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む