…江戸時代には工芸的な太鼓錠や海老(えび)錠などが作られた。南京錠といわれるものは,西洋の影響でもう一歩改良されたもので,〈つつ〉と〈ばね〉が1器になり,〈ばね〉の棒が曲がり,鍵が一方から押すのでなく,中で一回転してあくようになっている。【水野 清一】
[西洋]
ごく初歩的な錠前は扉の内側につけた閂であるが,木や金属の横木のかわりに,紐の先端に結び目をつけたものも用いられた。…
※「南京錠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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