ガッワール油田(読み)ガッワールゆでん(英語表記)Ghawar oil field

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガッワール油田」の意味・わかりやすい解説

ガッワール油田
ガッワールゆでん
Ghawar oil field

サウジアラビア東部に位置する埋蔵量世界最大の油田。1948年アラムコがアインダール油田を発見,その後引き続いてファズラン油田,シャトグム油田,ウトマニヤ油田,ハウィヤ油田,ハラド油田を近隣地域で発見したが,これらが単一油田であることが確認され,1952年以降ガッワール油田と呼ばれている。1951年の生産開始後,1981年には原油生産量は日量 570万バーレルに達したが,その後は減退が報じられた。750億バーレルとされる究極的可採埋蔵量のうち,2005年末時点の累計生産量は 60億バーレル。生産された原油はアブカイク集油基地に送られ,アラビアンライト原油として出荷される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android