可採埋蔵量(読み)かさいまいぞうりょう(その他表記)recoverable reserves

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「可採埋蔵量」の意味・わかりやすい解説

可採埋蔵量
かさいまいぞうりょう
recoverable reserves

油田またはガス田を開発することによって経済的,技術的に採収可能な量。原始埋蔵量の 20~30%程度といわれている。なお,可採埋蔵量の中でも商業的に可採であることが確認されているものを確認埋蔵量といい,経済的条件を無視して純技術的に採取可能な量を究極的可採埋蔵量と呼ぶ。

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世界大百科事典(旧版)内の可採埋蔵量の言及

【採油】より

…そのために岩石中における原油,水,ガスの挙動について,とくに運動学的見地から研究が進められ,発展・体系化されたのが油層工学と呼ばれる技術である。地下に存在する原油の総量を原始埋蔵量と呼び,これに対して地上に回収できる原油量を可採埋蔵量という。この可採/原始埋蔵量の比が原油の回収率である。…

【埋蔵量】より

…その計算基準はJISに規定されている。埋蔵量は原始埋蔵量(総鉱量ともいう)と可採埋蔵量(可採鉱量ともいう)とに分けられる。原始埋蔵量とは,生産が開始される以前の,発見された当初に油ガス層内に存在していた原油,天然ガスの総量をいう。…

※「可採埋蔵量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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