キサントマチン(その他表記)xanthommatine

デジタル大辞泉 「キサントマチン」の意味・読み・例文・類語

キサントマチン(xanthommatine)

色素化合物オモクローム一種多く昆虫体表、眼、はねなどに存在する。いわゆる赤トンボの鮮やかな発色はキサントマチンの還元反応によって生じることが知られている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のキサントマチンの言及

【オモクロム】より

…L‐トリプトファンからキヌレニン,3‐ヒドロキシキヌレニンを経て生成する昆虫の眼色素キサントマチンxanthommatineに代表されるトリプトファン由来の色素化合物の総称。この名称は,最も顕著にこの物質が存在している個眼ommatidiumにちなんでいる。…

※「キサントマチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android