キャンドモータポンプ(その他表記)canned motor pump

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャンドモータポンプ」の意味・わかりやすい解説

キャンドモータポンプ
canned motor pump

作動させようとする液体に,モータ自身がポンプ羽根とともに浸っているポンプ。モータの固定子の内側に耐食性の円筒形ライナを気密にはめこみ,回転子も同様にステンレススチールで包み,モータ作動部が液と絶縁されている。モータ内部にも液体が入り,むしろ潤滑冷却の作用をする。普通渦巻ポンプとして,漏液の絶対許されない化学用液,有毒液,帯放射能液用に使われている。 1950年代にアメリカでケミポンプとして開発され,大型のものも製造され,おもに原子力工業の冷却材の循環ポンプとして使われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む