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潤滑 ジュンカツ

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デジタル大辞泉の解説

じゅん‐かつ〔‐クワツ〕【潤滑】

[名・形動]潤いがあって、動きの滑らかなこと。また、そのさま。「機械の作動を潤滑にする油」「潤滑人間関係

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百科事典マイペディアの解説

潤滑【じゅんかつ】

二つの接触する固体面が互いにすべり摩擦するとき,適当な物質(潤滑剤)を摩擦面に与えて摩擦抵抗や摩耗,焼付きを減らすこと。軸受歯車などでは潤滑が不可欠である。摩擦面の間に油などのきわめて薄い膜が形成されて,摩擦面どうしが直接接することのない状態(流体潤滑という)が理想的。
→関連項目トライボロジー

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅんかつ【潤滑 lubrication】

機械などの摩擦面を油,グリースなどによってすべりやすくし,摩擦抵抗,摩耗,焼付きなどを減らすことを潤滑という。潤滑が不十分だと摩擦抵抗が大きく,機械の運転に大きなエネルギーを要し,設計によってはセルフロックなどのため,自動機械ロボットなどがまったく動かなくなることすらありうる。また摩耗が大きければ機械の寿命は短くなり,焼付きが起こればもはや運転を継続することはできない。潤滑はこのような事態を避けるための技術であり,したがって機械の正常な運転を可能ならしめるもっとも基礎的な技術の一つといえる。

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大辞林 第三版の解説

じゅんかつ【潤滑】

うるおいがあり、なめらかなこと。
機械の摩擦部分の、高熱や焼き付きを防ぎ、摩擦をできるだけ少なくすること。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

潤滑
じゅんかつ

トライボロジー」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

潤滑
じゅんかつ

軸受などのように、二つの固体が接触しながら互いに滑るとき、2面間の摩擦や摩耗をできるだけ少なくすること。機械の摩擦部分は、滑らかに滑るように特別の手段を施さないと、焼け付いて動かなくなる。あるいは動いても摩耗が激しく、機械に影響を与える。摩擦が大きいと、機械を動かす動力の損失も大きくなる。これを防ぐのには、機械の摩擦部分の材料を適切に選ぶことも重要であるが、摩擦面に適当な潤滑剤を供給することも必要である。とくに自動化の進んだ近代的生産工場では、注目しなければならない技術である。そのため近代的工場では、潤滑管理も重視しているところが多い。また潤滑は、軸受などの平面が接触する部分だけでなく、工作機械の切削作業、線引き、圧延、プレスなど機械加工などにおいても、工具の寿命、仕上げ面の精度の向上、作業能率増進などにとって重要な影響を及ぼすものとして、その意義が認められるようになった。[中山秀太郎]

潤滑状態

摩擦面の摩擦を少なくするために潤滑剤(通常は油)が使用されるが、この潤滑状態は大きく分けて二つある。
(1)流体潤滑 二つの面の間に潤滑剤がある程度厚く(普通0.1~0.001ミリメートル程度)存在し、摩擦面が互いに接触しない状態を流体潤滑という。この状態では、2面は接触していないので摩耗はおこらず、摩擦もない。したがって潤滑状態としては理想的である。
(2)境界潤滑 油の粘度が低く、また2面の相対的滑り速度が小さいとき、あるいは大きな荷重が加わったときなどでは、潤滑膜の厚さは小さくなり、油膜は分子膜の数倍程度となる。この状態を境界潤滑という。この状態では、摩擦面が部分的に接触し、摩擦、摩耗も大きくなり、ときには焼付きをおこすこともある。歯車のかみ合っている面、あるいは高荷重の加わる摩擦面などで、このような状態になるので、適切な潤滑剤(極圧添加剤)を使用し、事故が起こらないようにすることが必要である。[中山秀太郎]

潤滑法

潤滑剤としては一般には液状の潤滑油と半固体のグリースが使用される。この両者の特性を利用して適切な潤滑法を考える必要がある。潤滑剤の性質がいかによくても、潤滑法を誤れば、その効果は失われるからである。油による潤滑法では流動性がよいので、ちりやほこりが混入したときには、濾過(ろか)が容易であるし、摩擦面で発生する熱を逃がすのに役だつ。したがって高速回転、高荷重軸受などに適している。とくにノズルから圧力を加えた油を必要部分に噴出して供給するような強制潤滑法は、油の潤滑剤以外は使用できない。工作機械などの精密高速軸受には、油と空気とを混ぜ、霧状にしてかける噴霧潤滑法もある。油は潤滑に役だち、空気は冷却に役だつ。強制潤滑法では油は循環し、連続的に給油するのが普通である。大型機械ではほとんど強制潤滑法が採用されている。
 グリース潤滑は、摩擦面から流れ出ないので、付近の汚れが少なく、また気密を保つのにも役だつので、ほこりなどが侵入するのを防止する効果もある。軸受箱にグリースを詰めておけば、長時間そのまま使用することができて便利である。摩擦面間に介在する潤滑剤は、油とは限らない。空気、ガスのような気体のときもあるし、黒鉛粉末のように固体のときもある。[中山秀太郎]

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