きんりょうへん

精選版 日本国語大辞典 「きんりょうへん」の意味・読み・例文・類語

きんりょうへん

  1. 〘 名詞 〙 ラン科多年草。中国原産で、観賞用に栽培される。葉は長楕円状線形で三~五個を根生する。五~六月ごろ、葉間から花茎を出し、カンランに似た紅紫色の花を数個つける。ちょうじゅらん。

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世界大百科事典(旧版)内のきんりょうへんの言及

【ラン(蘭)】より

…現在,鉢花として最も量産されているのはシンビジウムで,デンドロビウム,カトレアがこれについでいる。【江尻 光一】
[日本における東洋ラン]
 東洋ランに含まれる種類は,日本はもとより,中国中南部や台湾の比較的温暖な地方に自生するシュンランやカンラン,またやや暑い地方に自生するキンリョウヘン(金稜辺),ホウサイラン(報才蘭),オラン(雄蘭),メラン(雌蘭),カンポウラン(寒鳳蘭)などとこれらのあいだで自然交配されたと思われる変種などをさす。すべて自然にはえているもので人工交配品種はない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」