ギンタカハマガイ(読み)ぎんたかはまがい(その他表記)pyramid top

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ギンタカハマガイ」の意味・わかりやすい解説

ギンタカハマガイ
ぎんたかはまがい / 銀高浜貝
pyramid top
[学] Tectus pyramis

軟体動物門腹足綱ニシキウズガイ科の巻き貝。一名ヒロセガイ(広瀬貝)という。房総半島以南の熱帯西太平洋、インド洋に広く分布し、潮間帯付近の岩礁にすみ、サンゴ礁に多い。殻高85ミリメートル、殻径83ミリメートルに達する整った円錐(えんすい)形をしている。幼貝のときは周縁に短い突起があり歯車状であるが、成長するとしだいに消失する。殻表には銀褐色と暗緑色の斑(はん)が交差する。殻底は平らで白い。殻口は前に傾き、蓋(ふた)は黄褐色で、多旋のある円形。肉は食用とされ、殻はボタン材料として用いられる。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む