ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クサンシ」の意味・わかりやすい解説 クサンシXánthi ギリシア北東部,スラキ (古代名トラキア) 地方の都市。セサロニキの東北東約 180km,ロドピ山脈南麓に位置する。ビザンチン時代に要塞を中心に発展,オスマン帝国領時代にはエスキジェと呼ばれる夏の保養地であったが,1890年代にセサロニキとオスマン帝国のエディルネを結ぶ鉄道が通ってから,南東のエニジェに代ってたばこの取引中心地となった。バルカン戦争 (1912~13) 後ギリシア領。市の南東に広がるエーゲ海の海岸平野ではタバコのほか,コムギ,イネなども栽培される。人口3万 7462 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by