クダラット(その他表記)Katchile Qudarat

改訂新版 世界大百科事典 「クダラット」の意味・わかりやすい解説

クダラット
Katchile Qudarat
生没年:?-1671

フィリピン史上でもっとも強大なイスラム国家を樹立したスルタン。1619年ころ,ミンダナオ島マギンダナオ族の首長ダトゥ)になった。この頃マギンダナオ族はミンダナオ征服を目ざすスペインの攻撃の的になっていて,1637年には首都ラミタンLamitanが占領された。しかし,クダラットはまもなく,マギンダナオの地からスペイン勢力を一掃したばかりでなく,ミンダナオ西部のシブゲイ湾からイラナ湾を経て南東部のダバオ湾にいたる地域一帯の海岸地帯と,ラナオ湖周辺およびプランギ川上流域の内陸部に住むイスラム諸部族を配下におさめて,スルタン位に上り,フィリピン史上最大のスルタン国家を建設して,スペインのミンダナオ進出を阻止した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む