クリプタンド錯体(読み)クリプタンドサクタイ

化学辞典 第2版 「クリプタンド錯体」の解説

クリプタンド錯体
クリプタンドサクタイ
cryptand complex

クリプテートとアルカリ金属陽イオンからなる錯体をいう.クリプテートとアルカリ金属陽イオンのサイズがあったとき安定な錯体をつくり,[2.1.1]クリプテートは Li+,[3.2.2]クリプテートは Cs+ との生成定数がほかのアルカリ金属陽イオンと比べて大きい.エチレンジアミン存在下,金属ナトリウムと[2.2.2]クリプテートとの反応から[Na(2.2.2-crypt)]+Na-というナトリウム陰イオン化物ができる.このほかに K-,Cs- 化物も報告されている.これらアルカリ化物は褐色または黄褐色の固体で,空気や水にきわめて敏感で,熱的に不安定である.代表的な構造([Na(2.2.2-crypt)]+)を示す.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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