クロス閃石(読み)クロスせんせき

最新 地学事典 「クロス閃石」の解説

クロスせんせき
クロス閃石

crossite

化学組成Na2(Mg,Fe)3(Al,Fe32Si8O22OH2,らん閃石-リーベック閃石系列の中間化学組成の角閃石,0.3<Fe3/(Fe3+Al)<0.7のアルカリ角閃石をいったが,現在では種として認められていない。青閃石とも。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a~0.965nm, b~1.791, c~0.532, β~103.6°, 単位格子中2分子含む。暗青色,柱状または板状針状結晶,ガラスないし絹状光沢。比重3.1~3.3。多色性X無色・黄色,Y青色,Z青紫色。屈折率α1.630~1.665, β1.650~1.670, γ1.652~1.680。光軸面(010)に垂直,c軸に垂直に近い,b=Z, c∧Y0°~20°, 2Vx~0°~90°。らん閃石片岩相の変成岩に広く産出する。火成岩では発見されていない。米国地質調査所のW.Crossにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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