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単斜晶系 たんしゃしょうけいmonoclinic system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単斜晶系
たんしゃしょうけい
monoclinic system

結晶系の1つ。結晶軸の長さはすべて異なり,a≠b≠c。軸角は1つだけ直角でなく,通常β≠90°とし,α=γ=90°である。正長石雲母などがこれに属する。屈折率などの物理的性質に異方性をもつ二軸結晶である。

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デジタル大辞泉の解説

たんしゃ‐しょうけい〔‐シヤウケイ〕【単斜晶系】

結晶系の一。3本の結晶軸のうち二軸は直交し、前後軸だけ上下軸と斜交するもの。三軸の長さはそれぞれ異なる。正長石石膏(せっこう)などにみられる。

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百科事典マイペディアの解説

単斜晶系【たんしゃしょうけい】

軸率a:1:cで,上下軸と前後軸が斜交し,左右軸がこの両者に直交する座標系結晶軸)で記載される一群の結晶。物理的に異方性で,光学的二軸性。セッコウ,角セン石や輝石の多く,雲母がその例。

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大辞林 第三版の解説

たんしゃしょうけい【単斜晶系】

結晶系の一。三本の結晶軸のうち、前後軸と上下軸とは斜交し、左右軸はこれらに直交する。各軸の長さは異なる。滑石・正長石・石膏せつこうなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

単斜晶系
たんしゃしょうけい
monoclinic system

結晶系の一つ。単位格子の格子定数にはabcαγ=90゜,β≠90゜(主軸がb軸のとき)あるいはαβ=90゜,γ≠90゜(主軸がc軸のとき)の関係がある。晶族(点群)2(C2),m(Cs),2/m(C2h)がこれに属し、それぞれに3、4、6種、合計13種の可能な空間群がある。対称要素としては、2回回転軸または2回螺旋(らせん)軸となる主軸、あるいは主軸方向と直交する鏡映面または映進面が最小限存在し、それらの可能な組合せによって13種の空間群が定まる。
 鉱物全体のうち、もっとも多い結晶系で30%を超える。三斜晶系に次いで対称の低い晶系で、単純組成のもので単斜晶系に属するものは少なく、元素鉱物でこれに該当するものはβ硫黄(ベータいおう)、γ(ガンマ)硫黄の2種のみである。[岩本振武]

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