山川 世界史小辞典 改訂新版 「クヴィスリング」の解説
クヴィスリング
Vidkun Abraham Quisling
1887~1945
ノルウェーの軍人,政治家。陸軍士官学校卒業後,参謀将校となり,1918~23年ロシアに駐在する。31年国防相となり(~33年),33年国民連合を結成するがふるわず,ナチス・ドイツと結び,40年4月そのノルウェー作戦を成功させた。ドイツの支持を得て政権につくが民心をつかみえず,第二次世界大戦後反逆罪で処刑された。「クヴィスリング」は裏切り者の意で用いられる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報