日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 グランド・ディクサン・ダムぐらんどでぃくさんだむGrand Dixence Dam スイス南西部、ローヌ川支流エレマンス渓谷最上流部に建設された重力式コンクリートダム。高さ284メートル、総貯水量4億立方メートル、総延長約100キロメートルの導水路により流域外からの導水をあわせて貯水する。1962年完成当時は世界最高であった。満水位標高2364メートル、大きな落差とアルプス氷河の豊富な流水を利用し、流域外2か所の発電所で合計出力84万キロワットの発電を行う。[石﨑正和] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例