普及版 字通 の解説

12画
[字訓] たすき・しぼる
[説文解字]

[その他]

[字形] 形声
声符は卷(巻)(けん)の省文。卷に巻曲の意があり、つかねて巻きつけることをいう。〔説文〕十三上に「臂(ひぢ)を攘(た)くる繩(なは)なり」とあり、襷(たすき)をいう。襷は国字である。
[訓義]
1. たすき。
2. しばる、しぼる、つかねる、からげる、まがる。
3. 眷と通じ、みる。
4.
と通じ、いしゆみ、つる。[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
ヒヂオヒナハ[語系]
・卷・
kiuanは同声。紐で巻きあげることを
という。
にまたkiokの声があり、曲khiok、局・跼giokと声義が近い。みな巻曲の意がある。[熟語]
縛▶[下接語]
緊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

