コラール・カンタータ(その他表記)chorale cantata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コラール・カンタータ」の意味・わかりやすい解説

コラール・カンタータ
chorale cantata

ドイツにおける教会カンタータ一種コラール歌詞旋律を用いて作られたもの。 J. S.バッハおよび彼以前の教会カンタータに数多くみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコラール・カンタータの言及

【カンタータ】より

…バッハの教会カンタータは約200曲残っているが,その大部分は新型に属する。コラールの歌詞に基づくことからコラール・カンタータといわれるものも,歌詞がそのまま用いられるのは第1曲用の第1詩節と終曲用の最終詩節だけで,中間の詩節はレチタティーボやアリア用に書き換えられたのである。例外的に古い型に属する曲のなかには《キリストは死の絆につきたまえり》(BWV4)や《神の時は最上の時なり》(BWV106)といった不朽の名作もふくまれる。…

※「コラール・カンタータ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android