ゴルティン(読み)ごるてぃん(その他表記)Gortyn

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴルティン」の意味・わかりやすい解説

ゴルティン
ごるてぃん
Gortyn

クレタ島中央部南のメサラ平野にあった古代都市ホメロスもクレタの主要な町の一つにあげており、クノッソスとともにミノス伝説ゆかりの地であった。紀元前5世紀なかばの「ゴルティン法典」が古代クレタ社会の史料として貴重である。ローマ時代にはクレタ・キレネ州の属州総督府所在地として繁栄した。現在は建造物遺構が広く点在する。キリスト教団が早くから存在し、ティトゥスが初代司教であった。

[馬場恵二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む