佐藤マコトによるマンガ作品。また、これに登場する架空の病気及びその病気に罹っている人のこと。「モーニングマグナム増刊」(講談社)の1999年第11号で連載開始し、同誌休刊後「イブニング」(同社)にて2004年12月号まで連載された。05年10月から06年までは「イブニング」で「サトラレneo」として連載された。単行本は「サトラレ」が全8巻、「サトラレneo」全2巻となっている。01年に本広克行監督により「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」として実写映画化され、02年にはテレビ朝日系列でドラマ化されている。架空の病気「サトラレ」(正式名称「先天性R型脳梁(のうりょう)変成症」)に罹っている人は、天才的な才能を示し、自分の考えが意思に関係なく周囲の人に「悟られ」てしまう。統合失調症によく見られる症状「思考伝播(考想伝播)」は、自分の考えが直接他人に伝わっていると感じられる状態のことであり、サトラレに共通するものがある。