サマワ(読み)さまわ(その他表記)Samawah

共同通信ニュース用語解説 「サマワ」の解説

サマワ

イラク南部ムサンナ州の州都。首都バグダッドの南南東約250キロのユーフラテス川沿いに位置する。住民大半がイスラム教シーア派。イラク復興支援特別措置法に基づき、2004年1月~06年7月に陸上自衛隊員延べ約5500人が派遣され、医療支援や給水活動を実施した。(共同)

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知恵蔵 「サマワ」の解説

サマワ

バグダッドの南東250kmにあるユーフラテス河畔の都市で、ムサンナ州の州都。住民はシーア派イスラム教徒。国連の経済制裁下のイラクでは、フセイン政権により見捨てられていた。2004年初めから郊外に550人の陸上自衛隊員が駐留し、給水などの人道支援活動に従事した。自衛隊の活動によって経済状況が急速に改善に向かうとの期待があり、住民の大半は歓迎していたが、次第に失望感が広がった。迫撃砲弾が自衛隊基地に向けられるなどの事件はあったが、死傷者は出ていない。日本政府は、06年6月、陸上自衛隊の撤退を決定、7月、サマワからの撤退を完了させた。

(高橋和夫 放送大学助教授 / 2007年)

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