法則の辞典 「ザクセ‐モールの仮説」の解説 ザクセ‐モールの仮説【Sachse-Mohr hypothesis】 脂環式化合物の安定性は,五員環,六員環までは順次大きくなるが,それ以後はほぼ一定に保たれる.これは環が平面構造ではないことを意味していて,その配座異性体間のエネルギー差が小さいために迅速に転換していることを意味する.縮合環では配座が固定されるため,独立に存在可能となる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報