シアノ錯体(読み)シアノサクタイ

化学辞典 第2版 「シアノ錯体」の解説

シアノ錯体
シアノサクタイ
cyano-complex

配位子としてCNをもつ錯体.CNは,単核錯体ではCで配位するが,複核錯体ではCとNがそれぞれ金属に配位して橋かけすることがある.単核錯体では六配位のもの(Fe,Fe,Co,Cr,Crなど)と,四配位のもの(Cu,Au,ZnPtなど)が多いが,二配位(Agなど),八配位(Mo,Wなど)のものも知られている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android