したたに(読み)シタタニ

デジタル大辞泉 「したたに」の意味・読み・例文・類語

したた‐に

[副]ひそかに。こっそり。
天飛あまだ軽嬢子かるをとめ―も寄り寝て通れ軽嬢子ども」〈・下・歌謡
[補説]しっかりと、確かに、の意とする説もある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「したたに」の意味・読み・例文・類語

したた‐に

  1. 〘 副詞 〙 しっかりと。たしかに。
    1. [初出の実例]「天飛(あまだ)む 軽嬢子(かるをとめ) 志多多爾(シタタニ)も 寄り寝てとほれ 軽嬢子ども」(出典古事記(712)下・歌謡)

したたにの補助注記

下々に」の略で「忍び忍びに」の意とする説もあるが、「したがたし(下堅)」や「したたか(強)」の構成要素「した」を重ねた「したした(に)」の変化したものとする説に従う。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android