ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャプロン」の意味・わかりやすい解説
シャプロン
chaperon
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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…初期には,男性は頭にぴったりとしたベレー形の帽子をかぶり,婦人はベールをおもに用いた。12世紀には,男子は半球帽カロットやつばのついたフェルトの帽子や,シャプロンと呼ばれる頭巾をかぶった。この頭巾は中世を通じていろいろな形のものがあった。…
…これは当時のゴシック建築の尖塔の形を反映したものといわれている。その他エスコフィオンescoffion(ロール形のかぶり物でターバン型,ハート型など),シャプロンchaperon(肩まで垂れ下がった頭巾),リリパイプliripipe(細長い紐状の垂れ飾り)付きのフードなど,いずれも複雑な形とぜいたくな素材で装飾をこらしたものが多かった。
[近世]
ルネサンス時代の衣服やかぶり物はたいへん美しい造型を見せていることが,当時の肖像画からうかがうことができる。…
※「シャプロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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