最新 地学事典 「シュードオルソセラス類」の解説
シュードオルソセラスるい
シュードオルソセラス類
学◆Pseudorthocerida
軟体動物門頭足類綱オウムガイ亜綱擬直角石目(假直角石目,シュードオルソセラス目)。以前は直角石目の一超科とされていたが,現在では独立目とする意見が有力。代表属Pseudorthocerasは北米・アジア・ヨーロッパ・オーストラリアの古生界中~上部から報告があるが,その多くは誤認の可能性があり,確実な産出は北米のミシシッピー系上部(石炭系下部)~ペルム系中部と思われる。擬直角石目は汎世界的に分布し,オルドビス系下部~ペルム系上部にかけて産出する。特にオルドビス系中部以降に卓越し,オルドビス系下部産の属はマレーシアのLanggunitesのみ。国内では飛驒外縁帯に多く,シルル系~ペルム系にかけて発見例がある。その他,南部北上帯(デボン系からペルム系)・秋吉石灰岩(石炭系)・帝釈石灰岩(ペルム系)などからも報告。この内,比較的多産し代表的な属といえるのは岐阜県福地層のデボン系下部産FukujicerasとSpyroceras,同水屋ヶ谷層のペルム系下部産Bitauniocerasである。
執筆者:児子 修司
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

