シリコンディスク(読み)シリコン ディスク

ASCII.jpデジタル用語辞典 「シリコンディスク」の解説

シリコンディスク

外部記憶装置のひとつで、メモリーを大量に利用して、ハードディスクと同等の機能を実現する。半導体ディスク装置とも呼ぶ。初期のメモリーは、電源を切るとデータも消えてしまっていたため、データの保管には、ハードディスク磁気メディアが利用されていたが、不揮発性のフラッシュメモリーが登場したことで、外部記憶装置にも利用されるようになった。電気信号で情報を管理するためアクセス速度が速く、機械的動作がないため、衝撃にも強いのが特徴。ただし、書き込み回数に制限があることや、容量単価が高い、といった欠点がある。ハードディスクに比べて小型・軽量・省電力で、携帯性に優れているため、主にモバイル用途に採用されている。代表的なシリコンディスクは、デジタルカメラや携帯電話のメモリーカード、データの持ち歩きや受け渡しに使われるUSB型のフラッシュメモリーなどがある。また、高性能のモバイルPCには、内蔵HDDの代用として、大容量のフラッシュメモリーを使ったSSDソリッド・ステート・ディスク)が採用されている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

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