ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シロレイシダマシ」の意味・わかりやすい解説 シロレイシダマシDrupella cornus 軟体動物門腹足綱アクキガイ科。殻高 3cm,殻径 1.7cm。殻は白色,両錘形で,厚質堅固。螺塔は円錐形で5階,螺層中央には結節の螺肋がある。体層は殻高の3分の2を占め,8結節よりなる4螺肋がある。殻口は卵形で,外唇の内側に歯状突起がある。ふたは革質で外側に核がある。歯舌は中歯のほか細長い側歯が左右にあり,これでミドリイシなどの造礁サンゴを食害する。房総半島以南,インド洋,太平洋の水深 20m以浅に生息する。しばしばヒメシロレイシダマシ D.fragumなどとともに大量に発生し,サンゴ礁に被害を与える。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by