シントマルテンスラーテム(その他表記)Sint-Martens-Latem

デジタル大辞泉 の解説

シント‐マルテンス‐ラーテム(Sint-Martens-Latem)

ベルギー北西部、東フランドル州の村。ヘント南西約10キロメートル、レイエ川沿いに位置する。19世紀後半から20世紀前半にかけて、のちにラーテム派とよばれる画家たちが移り住んだ。現在は高級別荘地として人気がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシントマルテンスラーテムの言及

【ベルギー】より

…フォービスムは彫刻家でもあったワウテルスに,たくましく構築的なベルギー版表現主義は第2次〈ラーテム派Latemse school〉と呼ばれるペルメーケConstant Permeke(1886‐1952)らの画家に代表される。一方,彼らに先立って,20世紀初頭ヘント近郊の小村シント・マルテンス・ラーテムSint‐Martens‐Latemに住みついた画家デ・サーデレールValerius de Saedeleer(1867‐1941)らの第1次〈ラーテム派〉は,自然と自国の伝統を糧として現実の中の神秘を描こうとした。アントウェルペン近郊で制作したスミッツJacob Smits(1855‐1928)の芸術にもこれに通ずるものがある。…

※「シントマルテンスラーテム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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