ジナ(その他表記)Jina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジナ」の意味・わかりやすい解説

ジナ
Jina

ジャイナ教の開祖バルダマーナ (マハービーラ ) の尊称。もともと勝者という意味でジャイナ教のみならず仏教などでも用いられる場合がある。ジャイナ教はジナの教えという意味である。

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世界大百科事典(旧版)内のジナの言及

【ジャイナ教】より

…父親の名はシッダールタ,母親はトゥリシャラであったという。若くして結婚したが,30歳で出家してニガンタ派の行者となり,12年の苦行ののち真理を悟ってジナJina(勝利者)となった。ジャイナ教とは〈ジナの教え〉を意味する。…

【マハービーラ】より

…若くして結婚し1女をもうけた(あるいは,生涯独身を通したともいう)が,30歳で出家し,ニガンタNigaṇṭha派と呼ばれる沙門(しやもん)(反バラモン教的出家遊行者)の群れに身を投じた。12年間裸体で厳しい苦行を行い,ついに完全な知恵を体得してジナJina(〈勝利者〉の意)となった。ジャイナ教とは〈ジナの教え〉を意味する。…

※「ジナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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