尊称(読み)そんしょう

精選版 日本国語大辞典 「尊称」の意味・読み・例文・類語

そん‐しょう【尊称】

〘名〙 尊敬の意をこめて呼ぶこと。また、その名称。「尊敬語」とほぼ同義にも用いる。敬称
史記抄(1477)七「幽州や漢中の方には老嫗を為媼ぞ。長老の尊称とも云ぞ」 〔春秋左伝注‐宣公元年〕

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デジタル大辞泉 「尊称」の意味・読み・例文・類語

そん‐しょう【尊称】

尊敬の気持ちをもって呼ぶ表現。⇔卑称
[類語]敬称

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普及版 字通 「尊称」の読み・字形・画数・意味

【尊称】そんしよう

敬称。

字通「尊」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の尊称の言及

【人名】より

…人名の上記のような特色は,日本の長い歴史とともに醸成されたものであり,現代の人名は紆余曲折を経た結果なのである。
[古代]
 大和時代の神名や貴人の名には,美称や尊称が付されるのが常であった。例えば,天鈿女(あめのうずめ)命の〈天〉は美称,〈命〉は尊称であって,実名は鈿女である。…

※「尊称」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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