ジャンク債(読み)ジャンクサイ(その他表記)junk bond

翻訳|junk bond

デジタル大辞泉 「ジャンク債」の意味・読み・例文・類語

ジャンク‐さい【ジャンク債】

ジャンクボンド

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知恵蔵 「ジャンク債」の解説

ジャンク債

債券格付け投資不適格とされた債券格付けではBBB(トリプルビー)未満。ハイイールド債とも呼ばれる。償還利払いが不能となるデフォルト・リスクは高いが、一方で高い利回りを期待することができる。1980年代にはM&Aのための手段として使われたが、償還不能となる例が続出して発行は減少した。日本では96年以降、適債基準が撤廃されたことで、格付けの低い中南米や東欧円建て外債の起債が行われた。日本国内の社債などでは、発行後に投資不適格となった例はあるが、最初からジャンク債として発行された例はない。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ジャンク債」の解説

ジャンク債

ジャンク債とは、格付けがBB以下の投機的要素が強い株のこと。通常、債権格付け機関によって格付けがなされる。格付け機関によって、BBB以上の等級は「投資適格」に、BB、Ba以下の格付けの株は「投機的格付け」に分類されている。投機的格付けに分類される債権は一般にジャンク債(くず債)と呼ばれている。しかし一方で、「投機的格付け」の株は、株式に対する一年間の利益額(利回り)の高い社債であることからハイ・イールド債(高利回り債)ともよばれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャンク債」の意味・わかりやすい解説

ジャンク債
じゃんくさい

投資不適格債

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