ジャンクボンド

デジタル大辞泉 「ジャンクボンド」の意味・読み・例文・類語

ジャンク‐ボンド(junk bond)

元利金回収確実性が低い(格付けBB以下)債券。低い格付けなので、ハイリスクハイリターンであり、レバレッジドバイアウトの資金調達手段などに活用される。

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百科事典マイペディア 「ジャンクボンド」の意味・わかりやすい解説

ジャンク・ボンド

格付け機関から投資適格銘柄としての格付けを得ていないか,または格付けの低い債券のこと。債務不履行可能性があるなどリスクは高いが,そのぶんだけ利回りも高い(リスク・プレミアム)。1980年代の米国で少ない資本でも大型の企業買収が可能なLBOブームの時に大量に発行された。ハイイールド債とも呼ばれる。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ジャンクボンド」の解説

ジャンクボンド

信用が低い企業が発行する債券は紙くず(junk)になりかねないことから、ジャンク債と呼ばれる。信用が低い分だけ利回り(イールド)が高いことから「ハイイールドボンド」とも呼ばれることがある。格付け会社による投資適格(たとえばBBB格以上)に満たない社債(BB格以下)を指すことが多い。社債発行基準が撤廃されたことで、1996年からはメキシコブラジルルーマニアなどが低い格付けの円建て外債サムライ債)を発行している。

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