ジャンブール(その他表記)Dzhambul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャンブール」の意味・わかりやすい解説

ジャンブール
Dzhambul

カザフスタン南部,ジャンブール州州都。キルギス山脈北西麓,タラス川扇状地のオアシスの中心都市。シルクロードの要地として7世紀からタラスの名で知られたが,13世紀にチンギス・ハンに破壊された。 18世紀末にこの地に築かれたコカンド・ハン国の要塞を中心に新たにアウリエアタ Aulie Ataの町ができ,1864年ロシア領となった。 1938年カザフの詩人ジャンブール・ジャバーエフを記念して現市名に改称。製糖コンビナートをはじめ,羊毛加工,農業機械および部品,ゴム製品,過リン酸肥料,皮革,食品などの工場がある。タシケントアルマトイを結ぶ鉄道が通り,リン灰石採掘地カラタウへの鉄道が分岐している。人口 31万 2300 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android