現代外国人名録2016 「ジョンホール」の解説
ジョン ホール
John Lewis Hall
- 職業・肩書
- 物理学者 コロラド大学名誉教授,米国国立標準技術研究所(NIST)名誉研究員
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1934年8月21日
- 出生地
- コロラド州デンバー
- 専門
- レーザー光
- 学歴
- カーネギー工科大学
- 学位
- 物理学博士(カーネギー工科大学)〔1961年〕
- 資格
- 米国科学アカデミー会員〔1984年〕
- 受賞
- ノーベル物理学賞〔2005年〕,ラビ賞〔2004年〕
- 経歴
- 1962年より米国立標準技術研究所(NIST)研究員、’71年より上席研究員、のち名誉研究員。’67年よりコロラド大学物理学講師兼任。’90年代後半、独マックスプランク量子光学研究所のテオドール・ヘンシュ教授がくしの歯のように周波数が等間隔のレーザー光を束ねた“光周波数コム”をほぼ実現。その後ヘンシュ教授と共同で、これを“物差し”として光の周波数を高い精度で測る技術に発展させた。こうした技術は、非常に正確な時計の実現や、全地球測位システム(GPS)の精度向上に大きく貢献すると見られている。2005年レーザーによる高精度分光学の発展への貢献により、ヘンシュ教授、量子理論を構築したハーバード大学のロイ・グラウバー教授とともにノーベル物理学賞を受賞。2009年電気通信大学特別栄誉教授。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報