すべり系(読み)すべりけい

最新 地学事典 「すべり系」の解説

すべりけい
すべり系

slip system

転位の保存運動による結晶内すべり(intracrystalline slip)のことで,すべり面(hkl)とすべり方向[uvw]で定義される。ふつう原子の稠密充塡面がすべり面となり,すべり面上で原子が密接している方向がすべり方向となる。例えば,六方格子中では(0001)「」(底面すべり)が一つのタイプのすべり系である。一つのタイプのすべり系には,結晶の対称性のために複数の等価なすべり系が含まれることに注意。例えば,六方格子中のピラミッド面すべり({}「」)は12個(右ずれおよび左ずれも区別すると24個)の等価なすべり系を含む。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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