方向(読み)ホウコウ

デジタル大辞泉 「方向」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こう〔ハウカウ〕【方向】

物が向いたり、進んだりする方。向き方角。「北の方向を指す」「右の方向から風が吹く」「進行方向
気持ちや行動の向かうところ。めざすところ。方針。「将来の方向を決める」「妥協方向で話し合いがまとまる」
[用法]方向・方角――「県庁の方向(方角)に火の手が上がった」のように、向きの意では相通じて用いる。◇「方向」は上下左右などに向いたり進んだりする向きで、特に東西南北を基準にはしない。「右の方向へハンドルを切れ」「方向転換」「x軸の負の方向」◇「方角」はある地点を基準にした東西南北の向き。「うしとらの方角を鬼門という」◇類似の語の「方位」は東西南北を基準として位置づけた向きの意で、専門用語として多く用いる。「羅針盤で方位を確かめる」「方位計」
[類語](1方角方位向き方面見当/(2目途目標目安対象矛先当たり目当て目的標的狙いターゲット

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「方向」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こうハウカウ【方向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 向いたり、進んだりする方。むき。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔紅楼夢‐三九回〕
  3. めあてとする物事。方針。
    1. [初出の実例]「人其方向を誤り学問は士人以上の事とし」(出典:太政官第二一四号‐明治五年(1872)八月二日(法令全書))
  4. 志の向かうところ。身の振り方。〔新令字解(1868)〕

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普及版 字通 「方向」の読み・字形・画数・意味

【方向】ほうこう

方角。

字通「方」の項目を見る

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