…最も高級なものはサケの薫製で,日本ではベニザケ,西洋ではマスノスケを用いる。スモークサーモンと呼ばれる。ニシンは西洋においてよく用いられる。…
…サケを主材料とするなべ料理は北海道で広く行われ,石狩なべ,十勝なべなどと呼ばれる。塩蔵品,缶詰以外の加工品では,スモークサーモンも逸することができない。これは,おもにベニザケやマスノスケを用い,塩漬したのち薫製にするもので,オードブルとして喜ばれる。…
…牛のしっぽを使ったオックス・テール・シチュー,ラム肉と野菜を使ったアイリッシュ・シチュー(シチュー)のような煮込み料理や,子牛やラムの腎臓を加えた詰物をして焼くキドニー・パイkidney pieなど,家庭料理に美味なものが多い。島国ならではの新鮮な魚介類を使ったものでは,北海のサケで作ったスモークサーモンsmoked salmonは定評があり,街角で見られるフィッシュ・アンド・チップスという魚のフライとジャガイモの空揚げは,アメリカのハンバーガーのような手軽で庶民的な食べ物である。酒に漬け込んだ乾燥果物をたっぷり入れて作るプラム・プディングplum puddingはクリスマスの菓子として欠かせない。…
※「スモークサーモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...