最新 地学事典 「スラスト運動」の解説
スラストうんどう
スラスト運動
thrusting
低角逆断層運動。沈込み帯の海洋プレートと陸側プレートの接する深度10~60kmのスラスト帯で典型的にみられ,プレート同士の収束を表す。衝突帯前縁のスラスト帯,例えばヒマラヤの主境界断層においてもスラスト運動はみられ,大陸プレート同士の収束を表す。これらは複数の断層面からなることが多い(多重スラスト帯)。プレート内部の圧縮応力場においても小規模なものが生じ,山地をつくる。
執筆者:瀬野 徹三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

