セイウチ類(読み)セイウチるい

最新 地学事典 「セイウチ類」の解説

セイウチるい
セイウチ類

学◆Odobenidae 英◆walrus

哺乳綱食肉目鰭脚亜目アシカ上科の一科。牙で岩を登ったりすることからか,ギリシア語でodontos(歯),benos(歩く)という意味。次の3亜科からなる。イマゴタリア亜科(Imagotariinae)が最も原始的で,Imagotariaでは口蓋部(palatine)がやや湾曲しているが,犬歯はアシカ科程度の大きさである。ダシグナーサス亜科(Dusignathinae)では上顎犬歯と下顎犬歯がのびている。セイウチ亜科(Odobeninae)では上顎犬歯がのびて下顎犬歯が退化している。セイウチ(Odobenus rosmarzas, 更新~完新世)は巨大な牙をもち,貝の身だけを吸い込む食性に適応し,口蓋部は大きく湾曲し,頭蓋骨は縦横ともに大きくなっている。

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