普及版 字通 「セイ・サイ・のぼる」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] のぼる
[字形] 形声
声符は齊(斉)(せい)。〔書、顧命〕に「階より(のぼ)る」とあり、儀場に入ることをいう。(ふ)は神梯。高きに登ることを躋という。朝は虹。「擠(お)つ」と対待の義をなす字である。
[訓義]
1. のぼる、聖域にのぼる、儀場にのぼる。
2. 上にのぼるもの、にじ。
3. 擠と通じ、おちる、おとす。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ノボル・クモヰ
[語系]
・躋・擠tzyeiは同声。・躋は陞る。聖域に入ることをという。擠はおしおとす。と対待の義をなすことからいえば、聖域への侵入者を排除する意であろう。
[熟語]
墜▶
[下接語]
朝
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報