セルフツイスト紡績(読み)セルフツイストぼうせき(その他表記)self-twist spinning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セルフツイスト紡績」の意味・わかりやすい解説

セルフツイスト紡績
セルフツイストぼうせき
self-twist spinning

紡績に用いられる精紡法の一種。2本の細い繊維束を,それぞれローラで送り出しながらローラをローラ軸方向に往復運動させ,各繊維束に一定間隔ごとに交互にS撚 (よ) り (右撚り) ,Z撚り (左撚り) を与えたのち,2本の繊維束を引きそろえる。2本の繊維束は,撚り方向を一定間隔で変えながら互いに撚りついて1本の糸を形成する。この方法は繊維長の長い繊維の紡績に用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android