タミアイ(その他表記)tamiai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タミアイ」の意味・わかりやすい解説

タミアイ
tamiai

古代ギリシアの財務を司る委員の役職名。アテネでは女神アテナのタミアイが最も重要で,抽選で各部族 (フュレ) から1人ずつ選ばれた 10人から成り,任期は1年。ソロンの改革ではペンタコシオメディムノイ級 (500石級) の財産資格を要したが,前4世紀には行われなくなった。アテナ・ポリアス,アテナ・ニケ,ヘルメス財貨を管理し,民会 (エクレシア ) 決議に従って収支を司った。前5世紀中頃には他のアッチカの諸神殿の財貨を管掌する「他の神々の」タミアイも設置され,ほかに民会のタミアイ,3段櫂 (オール) 船建設のためのタミアイなどの委員会もあった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む