タラマ閃石(読み)タラマせんせき

最新 地学事典 「タラマ閃石」の解説

タラマせんせき
タラマ閃石

taramite

角閃石上族,(OH-F-Cl)族,Na-Ca亜族に属し,現在までのところ,5種類知られている。ferro-taramite(),taramite(Na2CaMg3Al2Si6Al2O22(OH)2),fluoro-taramite(Na2CaMg3Al2Si6Al2O22F2),potassic-ferro-ferri-taramite(),potassic-ferro-taramite()。以下はferro-taramiteの諸性質である。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a0.9952nm, b1.8101, c0.5322, β105.4°, 単位格子中2分子含む。青緑色,ガラス光沢c軸方向にのびた柱状をなす。硬度5~6,劈開{110}に完全,比重3.5。光学的二軸性負,2V70°, 屈折率α1.705, β1.713, γ1.715。かすみ石閃長岩あるいはさらにかすみ石に富むフォヤアイトの構成成分鉱物として産する。群馬県下仁田町茂垣では,ひすい輝石を伴う緑色岩中に,ferro-ferri-taramite(IMAではまだ未承認)相当の角閃石が産する。原産地ウクライナ,Mariupol付近のWali Tarama Valleyにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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