チベットオオカミ(その他表記)Canis lupus chanco; Tibetan wolf

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チベットオオカミ」の意味・わかりやすい解説

チベットオオカミ
Canis lupus chanco; Tibetan wolf

食肉目イヌ科。オオカミ亜種で,長くて柔らかい毛をもつ。中国チベット朝鮮半島高地に分布する。

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世界大百科事典(旧版)内のチベットオオカミの言及

【オオカミ(狼)】より

…アラビア北部,イラク,インド北部のインドオオカミC.l.pallipesはやや大きく肩高60~72cm,体側の毛は3cm前後に達する。天山,チベット,ヒマラヤから中国,朝鮮半島,ウスリーまで分布するチベットオオカミ(チョウセンオオカミ,ヌクテイ)C.l.chancoは,中型で肩高62~76cm,体側の毛は4~6cm,肩の毛は12cmに達する。毛色はふつう灰黄褐色であるが黒色の個体もまれでない。…

※「チベットオオカミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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