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朝鮮半島 ちょうせんはんとう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

朝鮮半島
ちょうせんはんとう

アジア大陸の東部から南南東に突出した半島朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)ではチョソン(朝鮮)半島,大韓民国(韓国)ではハン(韓)半島という。西は黄海,東は日本海に挟まれ,南東は朝鮮海峡によって日本の対馬と向き合う。北はアムロク(鴨緑)江トゥマン(豆満)江によって大陸部の中国,ロシアと分かれる。長さ 884km。最大幅 360km。面積 22万2440km2チェジュ(済州)島ウルルン(鬱陵)島などとともに,古くから朝鮮民族が居住した。地形は 75%が山地である。北東部は中国との国境にそびえるペクトゥ(白頭)山(2744m),ハムギョン(咸鏡)山脈クアンモ(冠帽)峰(2540m)などを含む。北部はランリム(狼林)山脈,中部以南は東岸寄りにテベク(太白)山脈が走って半島の脊梁をなし,南西に向かって多数の支脈が出ている。ミョヒャン(妙香)山脈,ミョラク(滅悪)山脈,チャリョン(車嶺)山脈などがあり,南端のソベク(小白)山脈は南西岸から南岸にかけて多くの島となって,タド(多島)海と呼ばれる景勝地を形成している。脊梁山脈の西には準平原が広く発達し,河川もハン(漢)江テドン(大同)江クム(錦)江チョンチョン(清川)江など,流れのゆるやかな大河がある。東側は狭長な海岸平野で,河川は短小な急流である。また西部にはホナム(湖南)平野,チョンナム(全南)平野,チェリョン(載寧)平野,南岸のナクトン(洛東)江下流にキムヘ(金海)平野などがあり,穀倉となっている。気候は北部が冷帯(亜寒帯),中部以南が温帯に属し,季節風が卓越する。年平均気温は南東端のプサン(釜山)直轄市で 13.6℃,北部のカンゲ(江界)市で 3.7℃。大陸の影響が強く,北部では月平均気温の年較差が 40℃に達する。年降水量は 500~1500mmで,北東部を除くとほぼ 1000mmをこえる。6~8月に集中するため稲作に適する。北半は北朝鮮,南半は韓国に二分されている(→38度線)。

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大辞林 第三版の解説

ちょうせんはんとう【朝鮮半島】

アジア大陸の東岸から南方に突出した半島。黄海と日本海を分け、朝鮮海峡を隔てて日本に対する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

朝鮮半島
ちょうせんはんとう / チョソンバント

アジア大陸の東岸から南方へ突出した半島。半島の南北距離840キロメートル、東西の最長距離354キロメートル。俗に三千里半島ともいわれている。西海岸および南海岸に3300余の島嶼(とうしょ)を含んでいる。総面積22万0741平方キロメートルで、そのうち島嶼の面積は約6000平方キロメートル。朝鮮の地形は北高南低であり、全国土の75%が山地である。山地はおおむね老年ないし晩・壮年期の地形をなしている。楸哥嶺(しゅうかれい)地溝帯以北は高山性で険しく、以南地方は低山性で丘陵や平地が多い。東西間の地形も非対称的で、東部は高く東海岸に沿って断層崖(がい)をなす部分が多く、西部は山地の傾斜も緩慢で丘陵や平地が優勢である。東西間の分水界をなすのが狼林(ろうりん)山脈であり、半島の脊梁(せきりょう)をなすのが太白山脈である。西部に展開する遼東(りょうとう)方向の江南妙香・狄踰嶺(てきゆれい)山脈は西海斜面に向かって漸次低下し、南部では車嶺(しゃれい)、蘆嶺(ろれい)、小白山脈が遼東方向および中国方向に走り、多くの丘陵地を形成している。河川は地形の特徴から日本海に流れる大河は豆満江(とまんこう)のみで、鴨緑(おうりょく)江をはじめ多くの河川が黄海に注いでいる。地質は地体構造上、東部アジアの大構造の一部分として、大部分は中国陸塊の東側縁辺部に属している。基盤岩類は花崗片麻(かこうへんま)岩と結晶片岩で、全国土の43%を占めている。中生代の貫入岩石24%、新期噴出岩8%、堆積(たいせき)岩22%の割合である。朝鮮の気候は大陸性気候であるが、南部の海岸地方は海洋性気候の影響を受けている。年平均気温は南部沿岸14℃、ソウル11℃、咸鏡(かんきょう)北道の甲山4℃で、もっとも寒い1月は0℃以上の地域は南部沿岸に限られる。年降水量は南部沿岸1500ミリメートル、内陸高原500ミリメートル以下である。[魚 塘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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