ツェツェルリク(その他表記)Tsetserlig

改訂新版 世界大百科事典 「ツェツェルリク」の意味・わかりやすい解説

ツェツェルリク
Tsetserlig

モンゴル中央部のアルハンガイ・アイマクの中心地ハンガイ山脈北麓に位置し,モンゴルでも有数の多雨地帯(最高474.1mm,1955)であるほか,大河オルホン川とその支流ウルトタミル川に挟まれて豊かな草原をなしている。17世紀末以来ここにザインゲゲンと称される黄帽派ラマ教の大活仏を戴く大伽藍ザインフレーがあり,モンゴル人巡礼が雲集したが,いまは建造物もほとんど残存しない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 若松

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む