日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツノガニ」の意味・わかりやすい解説 ツノガニつのがに / 角蟹[学] Hyastenus diacanthus 節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目クモガニ科に属するカニ。東京湾以南の西太平洋、オーストラリア、インド近海に分布する。水深30~100メートルの海底にすみ、甲面に海藻、カイメン、ヒドロ虫などをつけている。甲長6センチメートルほどで、額(がく)の角(つの)は甲長の半分ほどの長さがある。甲は丸みのある三角形で、黄褐色のフェルト状の短毛で覆われている。後鰓(こうさい)域の側縁後方に1本の棘(とげ)状突起がある。[武田正倫][参照項目] | カニ カニのおもな種類(日本産)(4)〔標本… 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例