ディクチオステリウム(その他表記)Dictyostelium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディクチオステリウム」の意味・わかりやすい解説

ディクチオステリウム
Dictyostelium

細胞性変形菌類の代表的な属。十数種が知られている。胞子からはアメーバ状の細胞を生じ,その後真正変形菌類にみられる変形体のようなものをつくるが,変形体が多核の原形質体であるのに対し,これは裸の単核細胞の集合体であるので,特にこれを偽変形体という。この各細胞は流動しうるが,成熟すると一点に集合して盛上がりそこに子実体を形成して胞子がつくられる。その盛上がりから立上がった高さ 1mm前後の柄状の本体の頂端に,球形または亜球形の胞子形成体をつける。広く腐植質の多い土壌中にすむので,しばしば動物の糞などにもつき,採取は困難ではない。

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