日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディラン山」の意味・わかりやすい解説 ディラン山でぃらんさんDiran カラコルム山脈の西端、キルギットの北東約40キロメートル、ラカポシ山(7788メートル)の東に続く尾根上にある山。標高7266メートル。ミナピン・ピークMinapin Peakともいう。ピラミッド状をしたなかなかの難峰で、北にミナピン氷河を抱く。1958年にイギリス隊がミナピン氷河より登頂を試みたが、頂上に向かった2人が行方不明になった。その後、数次の遠征隊が失敗し、1965年には京都府山岳連盟隊も頂上近くで悪天候のため断念、1968年8月17日、オーストリア隊が初登頂した。[金子史朗] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例